図工のじかん☆
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小さいときから「ものづくり」が好きだった。
なんでも自分で作っちゃう親父の影響だろう。
家のベランダを作ったことがあった。横6m奥行2m高さ2mくらいだろうか。
地面からも70cmくらいは浮かせてあったと記憶している。
図面は親父の頭にあって、それが具現化される様子が好きだった。
風呂場を作り直したこともあった。
湯舟を外し、壁のタイル、床のタイル、天井と全てを外し、それを全て新しいものにしていく。
壁のタイルだけやらせてもらえたのだが、それが今アトリエ店の外壁やトイレや2階にあるタイル貼りをしたことに活かされている。
ある日突然、親父は部屋の壁をハンマーで壊していることがあった。
すごい音にビックリして端っこで隠れていたのだが、何をするのか興味があった。
ちらちらと覗いていると「やってみるか?」と。
私は壁の一部を破壊した。
壁を一面壊し広い部屋になったと思ったら、新しく壁を作っちゃうのである。
リビングの床を剥し、床暖房をつけたり、なんでもやってしまうスーパーマンみたいな親父だった。
そんな親父はもういない。
親父の魂を受け継げているかはわからないが、「ものづくり」も親父も大好きなことには変わらない。
ジユームを出店してからいろんなものをつくってきた。
クラシック店を自分で設計し図面におこし職人さんに指示する。
建築部材を自分で発注し、職人さんが入る工程表にぴったり届くように手配し。
日中はお客さまのヘアスタイルに没頭して、仕事後は頭にある完成図を設計図におこし、定休日には社長業をしながら打合せに行く。
ホームページも一から自分でつくれるようになった。
なんだかんだ、好きなんだなぁ。って思う。
今回の作品は額装からつくるので、楽しみだ。
150cm×150cmの額装が2つ。
みなさまにお披露目する日を楽しみに。
完成が近づくと悲しくなり「完成しないでほしい」なんて思ってしまったりする。
なんだかんだ、つくってる最中が一番楽しかったりするんだよね~☆