先日、東京オペラシティアートギャラリーで開かれている

荒木経惟さんの【写狂老人A】に行ってきました。

まずはサンクンガーデンで空を見上げて歌う巨人がお出迎えです。

光がこぼれてきてステキに光ってます。

さて到着しました。

中は撮影OKです。

圧倒的な作品数。

77歳を迎えたアラーキー。

1000点を超える作品が展示されています。

ヌードものも多いのですが、来ているお客さんの半分以上は若い女性。
この引き付ける魅力、アラーキー凄いです！

≪遊園の女≫

≪八百屋のおじさん≫や≪遊園の女≫など、 モデルではない一般の人を撮っているのが、より「生」を感じさせてくれます。

帰りは、さらに雨で濡れた体に光が光沢で包み込むお見送りをしてくれました。

どこまでもアートなんだろう。

「生と死」

ひとにそれぞれ同じように与えられているもの。

生をどう捉え、死をどう捉えるか。

同列であり、考えると怖さでもあり希望でもあり。

「現在」をどう生きるか。

それが【写狂老人A】というアラーキーが自身を号したことに繋がってくるんだと思いました。

葛飾北斎のあくなき探求心と貪欲さ。その並外れたエネルギー「画狂老人卍」と号したところに身震いがします。

私たちは手を抜いて生きていないか？

諦めていないか？

挑むから苦しいし、それが楽しいし。

逃げてはないか？

逃げまくってないか？

逃げまくってることを正当化して、平準化してないか？

平準化して安心してないか？

逃げてるのは自分なのに周りに安心させられてないか？

そう問いかけながら電車に乗るのでした。

沢丸

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