産後の抜け毛、どうしよう・・・
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お客さまによく聞かれる質問があります。
それは、
「産後、抜け毛は増えたんですけど・・」
ということです。
今回は、この産後の抜け毛についてお話しをしたいと思います。
産後、毛が抜けると言われる期間は２ヶ月～１年間です。
間違った対処をしてしまうと頭皮を痛めかねません。
そのい結果、フケが出てくる、ということも。
では産後の抜け毛いつまで続くのでしょうか？
まず、出産後に抜け毛が増えることは避けることはできません。
産後抜け毛が続くのが２か月～１年です。
もう１年くらいかけて徐々に元に戻っていきます。
その原因は
妊娠すると、女性ホルモンの量が増えます。
妊娠後期になるほど量は増え、出産前後がピークだ と言われています。
女性ホルモンには、女性らしく成長させる【エストロゲン（卵胞ホルモン）】 、
妊娠を継続するための【プロゲステロン（黄体ホルモン）】が
妊娠前ではこの２種類のホルモンがバランスよく出ています。
しかし、プロゲステロンの量がどんどん増えていきます。
（プロゲステロンは、髪の成長を促す作用もあります。）
このプロゲステロンの働きにより、髪の成長周期が大きく変化して、
本来抜けるはずの髪が抜けずに、そのまま成長します。
そのため、妊娠中は髪の量が増えていきます。
出産を終えると、プロゲステロンは抑えられて、元の量に戻っていきます。
そして、プロゲステロンの作用で成長し続けていた髪が
一気に抜け落ちるようになっていきます。
この流れが産後の脱毛の原因です。
本来抜けるはずの髪が抜けていっただけなので、元に戻っているだけです。
だいたい半年くらいから正常に戻って、1年経過後には元に戻ってきます。
他にも、ストレスや疲れなどから起こる場合もあります。
もし抜け毛が半年経っても回復しないで、そのままにしておくと、
びまん性脱毛症になる場合があります。
びまん性脱毛症は、産後にお脱毛症とは違い、放っておいて治ることはありません。
その時はお医者さんに相談して、疲れやストレスを解消する方法を見つけていきましょう。
どう対策する？
自然に髪が戻ります。
ですので、焦って安い育毛トニックは使わないようにしましょう。
もし育毛剤を買うとしたら、ちゃんと内容成分を見て買うようにしましょうね。
成分が強いと頭皮の乾燥、フケやかゆみを出すことがあります。
成分表をお医者さんに見てもらうと安全ですね。
授乳期には、脂質・ビタミンＤ・葉酸
この３つの栄養素が不足しがちなので意識して取るようにするといいと思います。
また、栄養素が不足すると髪や爪に影響が出てくるので、注意しましょう。
だから産後は、髪がパサパサしやすい時期なんですね。
【脂質】
細胞膜のつくるのに重要です。
肉や卵、魚などからとれます。
【ビタミンＤ】
カルシウムやリンの働きを助けます。
骨や歯の形成を促進させます。
血液の中のカルシウム濃度を一定に保ちます。
サンマや鮭などや干しシイタケ、きくらげに多く入っています。
（ビタミンＤは脂溶性のビタミンなのでとりすぎてもいけません。）
【葉酸】
赤血球の生成・新しい細胞の生成・胎児の先天異常の防止に役立ちます。
肉類や卵黄、緑黄色野菜に多く入っています。
（光に弱いので食品は冷蔵庫に入れましょう。）
栄養のバランスを考えることは、とても大事なことですね。
また、産後の髪をパサつき・抜け毛に備えたカット、
ケア用品などの個々に合わせたお話は、
お店でしましょう。
沢丸
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