美容師は技術屋。
パーマも、カラーも、トリートメントも、カットがあってこそ活きてきます。
髪は艶やかなほうがいい!
おそらく、ほとんどの方が髪がパサついているより艶がある方がいい、
そう思っていると思います。
艶はトリートメントで出ます。
カラーで出ます。
これは、髪が光をきれいに反射するようになるからです。
そもそも、トリートメントは傷みによって髪から流れ出てしまった栄養を補給するのですから、艶は出ます。
カラーも、カラーの色素がその栄養が抜けて空洞化した部分にも入りますから、乱反射を防いで、艶が出たように見えます。
今回は、ちと難しい話になってしまいました。
すみません。
髪の艶は何で出るのか?
そう、もうお分かりですね。
光の反射なのです。
この光を同じ方向へ反射させてあげることが、艶となります。
乱反射してしまうと、一部が光り、一部は光らない、パサついた状態になります。
このベースを作るのは、トリートメントでもカラーでもありません。
髪そのものの状態を良くすること。
そう、カットです。
では、わたしに髪をバッサリと切れというのか!
とお叱りを受けそうなところですが、
いえいえ。
長さをバッサリ切らないで艶を出す。
それも、このハサミの役割です。
そのベースが、トリートメントやカラーの効果をさらに高めるのです。
どう切るかはここではお教えできませんが、
艶が出て、手触りも良くなります。
もちろん、限界ありますんで、
おいおい、CMみたいな艶出んじゃないかー
って、あんな艶出るわけないですから、
そんなことは、言わんでくださいね。
艶だけほしい人はシリコンたっぷり、アイロンの熱でジュッ!
はいー、艶々~
(※真似しないでください)
なーんてね。
あ~、やっぱ、カット好きだわー。
沢丸