ベトナム
- カテゴリー : 旅
今回はベトナムに買い付けに行ってきたときのこと。
ベトナムといえば、そう、かわいいベトナム雑貨です。
今回も早朝から歩きまわります。
市場に、
雑貨屋、
皮専門店に、
有名店、em emに、
naguに、
さすが、フランス領であったから、街並もきれいに整備されています。
郵便局もきれいです。
お決まりのように、ホーさん(ホー・チミン)の切手を買い、
本物の象のくつ。
サイズは、S・M・L選べます。
(こちらは非売品です。というか展示品です。)
いやいや、アジアをさがしに行こう。
ノッテきたら踊りましょ。
電線のつなぎ方、アジアっぽくなってきました。
そう、こう、ちょっときたならしい感じ(いい意味で)がやっぱり心地よいです。
道のいたるところで将棋をしている。
どんどん人が集まって、あぁだこぉだ言っています。
疲れたら、仮眠。
う~ん、こういう楽しみ方もアジアならでは?ですね。
でも油断すると、
ひかれますよ。
夜になれば、夜市の準備がはじまります。
アジアの楽しみの一つですよね。
ベトナムといえば、フォーを食さないとですよね。
日本とは違って、ベトナム人は調味料はお店に置いてあっても使いません。(日本でもあまり使わないですね。)
だから、調味料の蓋はベトベト。
わたしはベトベトの蓋を開け、そのいつから使ってないであろうか怪しい調味料をどさりと入れ、食してみます。
一度は試してみたいんですよね・・・
辛ぇぇーー!!
悶えるわたしを見て店員さん、ちょー笑ってました。
親指を立ててグ~サインで
I’m Japanese!
と言うと隣に座ってた現地のカップルにも笑われました。
・・・
なぜベトナムに来たんだい?
ありがとうございます。
わたしのブログをよく見にきてくださる方、
おわかりになられている方も多くいると思います。
ベトナム・・
そう雑貨!
違う。違う。あ、違くないけど。
そう、わたしが高校のときに、はじめて字を見て震えたこと。
このベトナム戦争への反戦の文字。
文字というより、声。
声というより、こころ。
これを見たとき、さーっと涙腺にとどまる涙の、一粒も残らず消えてしまう感覚。
こころがなくなってしまうのではないかという恐怖が襲ってきました。
この作品は、そう、岡本太郎の作品であります。
それまで、岡本太郎といえば、
太陽の塔とか創った、変なおっちゃんがテレビによく出てるな~
という感覚でしかなかったですが、
それも踏まえて、とんでもない人がいるんだ、と子供ながらに感じたのを覚えています。
ベトナム戦争で、最も激しい戦場となった場所の一つ、クチ。
枯葉剤で死んでしまったジャングルに、地上では生活できなくなった、当時のクチの人々は、
地下に穴を掘り、住むことを余儀なくされました。
その穴はやがてトンネルとなり、キッチンや市場、娯楽施設を伴う都市そのものとなっていったのです。
彼らは、銃を担ぎながら、畑を耕し、タロイモを育てます。
いざ敵兵が来たときには桑を銃に変え戦ったのです。
トンネルの入口は枯葉でカモフラージュをして、容易に判らないようにしました。
アメリカ兵は犠牲を少なくするために犬にトンネルの入口を探させます。
嗅覚の鋭い犬は微かな石鹸の匂いも見逃しません。
「ここだ!ワン」
とアメリカ兵に伝えるとアメリカ兵がトンネルの入口から侵入します。
侵入した先には罠や地雷が仕掛けられているのです。
クチの人たちは、そうなることがわかっていました。
だから、ダミーの入口を作り、石鹸を、
本当の入口には、唐辛子を仕込みました。
もし、入口が見つかっても身体の大きいアメリカ兵が容易に入れない、ほんとうに小さな穴のトンネルなのです。
そして、その狭くて暗いトンネルを
200㎞先にあるアメリカ軍基地まで掘り、奇襲攻撃を行い、クチを解放したのです。
今回は日本人とベトナム人。
いつも東南アジアを廻って感じます。
不屈の精神に負けない強さ。
ついつい平和ボケをしてしまいます。
もちろん平和でなければならないし、平和であるべきだと思います。
ベトナム人は会社員が1割程度しかいないと聞きます。(わたしの英語力なので聞き間違えかもしれませんが。)
ベトナム人のほとんどが自分で仕事を作り、自分で商売をしていると聞きました。
なんと強い国民性だろうか。
日本は不況だと言われながらも、誰かが何とかしてくれるだろう。
と、わたしも含め多くの人が思っていることと思います。
ちょっとずつでもいい、少しでも、今より自覚を持っていかなければと感じました。
ベトナムがほんと好きになりました。
だって、
こんなお茶目なシーンを描くんだもん。
「あ、ちょっと、ごめんなさ~い」と横切るA氏
「ちょっと、だれぇ~?こんなところに竹槍いれたの~?」とB氏
僕がおもちゃの戦車で、戦争ごっこをしてたころ
遠くベトナムの空で涙も枯れていた
あたまの中で大好きなブルーハーツの曲が流れていました。
⇓⇓沢丸の旅日記
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